1歳半の自閉症の症状とは?

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ここでは、「1歳半の自閉症の症状」についてお話します。

 

自閉症(現在は「自閉症スペクトラム」という)は、
脳の器質的な特性による先天的な障害であり、

 

母親のかかわり方や育て方などの
外的な要因で引き起こされるものではありません。

 

3歳までに「ウィングの三つ組
(対人関係の特異性、コミュニケーションの質的障害、イマジネーションの質的障害)
の障害」が現れ診断されます。

 

1歳半の自閉症の子供に「自覚症状」ってあるの?

 

「足が曲がらない」

 

「頭痛がする」

 

「食べたものをすぐ嘔吐する」

 

といったような一般的な病気の時に
見られるような症状は何もありません。

 

また、1歳半という年齢から

 

「自覚している症状」

 

といったものはありません。

 

1歳半の自閉症の子供の症状にはどんなものがあるの?

 

この年齢での自覚症状は
ほとんどありませんから、
他覚症状についてお話します。

 

1.行動面

 

お母さんや周囲の人とのかかわりよりも、

 

「気が付いたらいつも一人で何かしている」

 

ということが目立ってきます。
一所にじっとしていられない(多動)も出始めます。

 

この時期の子供はまだ抱っこを好みますが、
抱っこを嫌がったりすることもみられます。

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2.感情面

 

お母さんとかかわってうれしそうに笑う、
といったことは少なく、
喜怒哀楽の表情が乏しい子供が多いです。

 

また、癇癪はひどい場合が多く、
泣きだしたらなかなか止まらない、

 

怒ってひっくり返って
バタバタするなどがみられます。

 

こだわりも強く、子供によって
こだわりの種類(物、人、手順など)も様々です。

 

3.言語面

 

知的障害を伴っている場合は
言葉の遅れが出てきます。

 

この時期は2〜3語は
意味のある言葉が出ている

 

子供が多いですが、まったく出ない
といったことはよくあります。

 

また、言葉は出て、耳も聞こえているのに
呼びかけに反応しないといったことも出てきます。

 

定型発達の子供の成長も個々のペースがあり、
時には「個性」とされるものもありますが、

 

自閉症の子供の場合は単純に「個性」とは
いえないことが出てきます。

 

そういった「違い」にできるだけ早く気付き、
自閉症である場合には「診断」を
もらうことがスタートとなります。

 

「何か違う?」

 

と感じたら一人で悩まず、信頼できる小児科医、
児童精神科医、保健師などに相談しましょう。

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