自閉症で1歳半の言葉とは?

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ここでは、「自閉症で1歳半の言葉」についてお話します。

 

生まれてすぐの頃は泣いてばかりいた赤ちゃんが、あやすと笑うようになり、
「アーウー」「バブバブ」などの喃語が出はじめ、
やがて指差しや自分の意思を伝えようとして言葉を話すようになります。

 

こうした一連の発達は、成長のスピードの差はあっても多くの子どもが経験していきます。

 

言葉が発達するための必要条件は?

 

1.生まれたときからの脳の機能

 

「耳が聞こえるかどうか」
「言っていることを認知して理解する知能に関する部分がきちんと機能しているかどうか」

 

「言葉を話すうえでの発語能力
(呼吸を調節して、舌を動かして発音できる)があるかどうか」の3つの機能が必要です。

 

2.養育環境

 

言葉が育つような環境で育てられているか?ということです。
人間の言葉の発達は、すべて人間の脳にプログラムされて入っています。
一定の月齢または時期になると一つ一つ順番に引き出されるのです。

 

親や周囲の人がその発達の時期にふさわしいかかわり方を積み重ねていって、
言葉が話せるようになるのです。

 

「バイリンガルに育てるために!」と英語の音声だけを聞かせただけでは
バイリンガルにならないのは、
直接人間が英語で子どもに話しかけたりする関わりが欠けているからです。

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1歳半の子どもの言葉の発達は?

 

言葉の発達も非常に個人差が大きいので、「単語を何個」とは言えませんが、
「わんわん」「ブーブー」などの反復する言葉が多い時期です。

 

大切なのは単語の個数ではなく、意味のある言葉であるかどうかです。
言葉をコミュニケーションの手段にしようとしているかが大切です。

 

1歳半の自閉症の子どもの言葉の発達は?

 

知的障害がない場合は定型発達の子どもと同様な発達を示すことが多いですが、
知的障害を伴っている場合は言葉が出ないという場合が多いです。

 

しかし、この時点で言葉が出ないから絶望なのではなく、
何歳になっても人間は常に成長するのです。

 

スピードの差はあってもその子に合った関わりをしていくことで、
意思疎通の手段を獲得することはできるのです。

 

多くの子どものように育たない自閉症の子どもを持つと、
気持ちが塞ぐことも正直あります。

 

しかし「この子がいてくれたから」ということはこの先とてもたくさん経験します。
それはまさに宝物です。
あきらめることなく、日々の関わりを楽しんでいきたいですね。

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