自閉症とは1歳児検診ではわからない!理由は立てないしゃべれない!
ここでは、「自閉症とは1歳児検診でわかるのか」についてお話します。
赤ちゃんが生まれると、この上ない喜びを感じると共に、
今までの生活とは一転して「赤ちゃん(子供)中心」の生活へと変わります。
日々、お乳を飲ませ、オムツを替え、お風呂にいれ、あわただしいものです。
そんな中、ある日名前を呼んだらニコッと微笑んでくれ、
親子のつながりを実感でき、愛おしさを増し、子育てを頑張れるものです。
しかし、愛おしい我が子の様子に少しでも異変を感じると
「もしかして何か病気?障害?」ととても心配になります。
1歳児検診ってどんなもの?
母子保健法で義務付けられているのは、1歳半健診(検診)です。
これは、自治体からの連絡(日時や場所、問診表が同封のこともある)を
受けての集団検診です。
医師による問診や診察、歯科検診、身体計測、保健指導などが行われます。
1歳児検診(健診)を行っている自治体もありますが、義務付けではありません。
かかりつけの小児科で、個別に受ける場合も多いです。
1歳児検診(健診)では次のようなことを見ていきます。
1.身体測定:身長、体重、頭囲(急激な増加がないか)・胸囲
2.全身の状態の観察:頭部(大泉門の閉じ具合の確認)
口腔内(口の中の異常、歯の生え方本数など)聴診、
目・視力(目が見えているかどうか、目の病気の有無)
皮膚(全身の皮膚の色や、状態)
3.発達のチェック:歩行(ひとり立ち、伝い歩き、つかまり立ちの状態)
手指の動きなど。
4.問診:離乳食の進み具合、生活リズム、言語(理解している言葉の数、種類)
生活環境(安全対策など)遊び方や興味のあるもの、バイバイなどをするかなど。
1歳児検診(健診)で自閉症はわかるの?
いろいろな項で自閉症とは、先天的な脳の器質的な特性でおこる障害であること、
親の育て方ではないこと、診断はウィングの「三つ組の障害」が
そろってされることなど、たくさんの特徴があることをお話してきました。
1歳の頃は成長の個人差も大きく「見てすぐわかる」というものではありません。
しかし「自閉症 いつわかる」でもお話したように、
100%ではありませんが多くの自閉症の子供に見られるいろいろな兆候があります。
そうした兆候があれば、自閉症の可能性を指摘されることはあります。
また、自閉症の場合、発達早期に脳の過形成がみられることが報告されており、
頭囲の急激な増加がある場合は、専門医の診察をお勧めします。
私の体験談をしますと、長男は1989年2月生まれでしたので、
「1歳児検診」は、1990年の2月に受けた記憶があります。
長男の場合、立って歩くのも、言葉も遅かったのですが、
まだまだ、まさか「自閉症」だとは、お医者様も気づかなかったようです。
「トップページ」でもお話しましたが、歩いたり、しゃべり始める
「1歳半検診」でなければ、「自閉症」の兆候が、あるのか、
無いのかさえ、私にもまったく分からなかったのでした。