自閉症で2歳のチェックとは?

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ここでは、「自閉症で2歳のチェック」についてお話します。

 

2歳になる頃の子どもは、身長が生まれたときの約1.7倍(85cm)、
体重は約4倍(12kg)くらいになります。
こうした骨格の面については、自閉症の子どもも大きな差はありません。

 

2歳の定型発達の子どもと自閉症の子どもの違いはどんなところ?

 

1.言葉の面

 

定型発達

 

2歳半 自閉症 特徴」でもお話した通り
「ことばの爆発期」に入り単語だけの1語文から「ジュース飲む」といった
2語文になる子が増えてきます。

 

言葉の理解力も高まり、いろいろな言葉を覚え
「これなぁに?」と尋ねてくる子どももでてきます。

 

また「これなぁんだ?」と問いかけると答えられるようになってきます。
会話らしいやりとりが出来始めます。

 

自閉症

 

知的障害のない場合は、定型発達の子どもと同様な発達をすることが多いですが、
「これなんだ?」と尋ねると問われているものではなく、
指している指を「指」と答えたりすることが出てきます。

 

知的障害のある場合は、言葉の遅れがあります。
ほとんど言葉がないといったこともあります。

 

また、こちらの言ったことをそのまま繰り返す「オウム返し」が多かったり、
車の名前やコマーシャルなど、特定な言葉ばかりを繰り返すこともあります。

 

また、以前は何語か話していたのに、全く話さなくなる場合もあります。
会話らしいやりとりは難しいことが多いです。

 

2.意思表示の面

 

定型発達

 

何でも「泣く」ことで表現していた状態から、
積極的に自分の意思表示をしようとし始めます。
「何でもイヤ」を連発する第1次反抗期に入ってきます。

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しかし、自我が出来始めても、考えは未熟なのでうまく意思表示ができず、
癇癪を起こすことも多くなります。

 

自閉症

 

自分の意思(こだわり)が強いために癇癪を起こすことが多いです。
定型発達の子どもも癇癪を起こすので区別は難しいです。

 

3.運動面

 

定型発達

 

身体のバランスがよくなるので、だんだん活動的になってきます。
室内の遊びよりも外遊びを好むようになってきます。

 

自閉症

 

定型発達の子どもよりも活動的でない子どもが多いです。
しかし、一所にジッとしていられなくて動き回る多動を示す子どもも出てきます。
外遊びよりも室内での一人遊びを好むことが多いです。

 

4.生活のリズムの面

 

定型発達

 

昼夜の逆転はほとんどなくなります。

 

自閉症

 

定型発達の子どもと同様に、昼夜の逆転がほとんどなくなる子どもも多いですが、
2歳になっても生活リズムが付かず、夜になると活動的になったりで
昼夜の逆転のある子どももいます。

 

発達には個人差が大きいので、ここで挙げたことが100%ではありません。
しかし「もしかしたら?」と心配している方は、是非チェックしてみてください。

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