自閉症の特徴で顔とは？

ここでは、「自閉症の特徴で顔」についてお話します。

人は子々孫々と受け継がれた遺伝子を持って、この世に生まれてきます。
容姿、顔つきも、その遺伝子によって決まってきます。

親にとっては、我が子が一番かわいいものです。
しかし、顔つきで何らかの異常がわかるとしたら、
知りたいと思うのも確かなことです。

ここで気を付けなければならないことは
「こんな顔つきは◯◯じゃない？」というような安易な見方をすることで、
当事者はもちろん、その家族にも大きなダメージを与えかねません。

遺伝子は自分の力ではどうにも出来ないのです。
そのことを十分に理解しておきましょう。

自閉症の人の「顔」の特徴は？

「自閉症顔つき特徴」でもお話しましたが
「自閉症の子どもたちと定型発達の子どもたちの顔を

何箇所かマッピングして解析する」という
ミズーリ大学の研究グループの研究結果はありますが
「典型的な顔つき」にはなっていません。

「顔」というよりも「表情」には特徴的なものがあります。
これは幼少期より見られます。

そのために、男の子ならイケメン、
女の子なら美人といわれることが多いのです。

自閉症の特徴的な表情はどんなもの？

「場面に合わない」「きりっとしている」「無表情」
というような表情の特徴がありますが、それは自閉症の特性によるものです。

「今、何をするときなのか？」「このことはいつまで続くのか？」
などが自閉症の人たちはわかりにくいのです。

例えば、定型発達の人であれば「駅に行く」のは「乗り物に乗る」
とほとんどの人が思いますが、自閉症の人は「駅に行く」のは「乗り物を見る」

「駅に行く」のは「買い物をする」、「駅に行く」のは「食事をする」など、
「駅」と一つの動作を結び付けられないのです。

そのために怖くて不安になったり、どうしたら良いかわからなくなったりするために、
妙に「きりっとした表情」をしたり、逆に「無表情」になったりするのです。

また、人の顔の表情や雰囲気などを読み取ることも苦手なために、
例えば、みんなが悲しんで泣いているような時でも、
ニコニコ笑っていたりするのです。

決して性格が悪いわけではありません。
「わからない」というだけなのです。
このことは、年齢を重ねると療育の成果などで薄らぐことも多いですが、
やはり大人になっても多くの自閉症の人たちに残っている特徴です。　

・・・というわけであなたもこのカテゴリー記事を読んで
「自閉症の顔つき関係の特徴」を学んでくださいね。

自閉症特徴顔