自閉症の顔つきの特徴とは?

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ここでは、「自閉症の顔つきの特徴」についてお話します。

 

自閉症の特徴的な顔つきって、あるの?

 

ミズーリ大学の助教授による研究で、定型発達の子供と自閉症の子供の顔を
何箇所かマッピングして解析した結果がありますが、ダウン症のような
「典型的な顔つき」とはなっていません。

 

もともと顔つき、顔立ちは子々孫々と受け継がれてきた結果で、
個性なので偏見につながるため注意が必要ですが、

 

自閉症はぱっと見てわからない障害であるため当事者はもちろん、
身近で支える家族もつらい思いをすることが、
多いということを理解しておきたいですね。

 

自閉症の特徴的な表情は?

 

自閉症の特徴的な顔つきというよりも、特徴的な表情はあります。

 

場面に合わない表情  

 

みんな楽しそうに笑っているとき、一人無表情であったり、
みんなが神妙な面持ちになっているとき、一人ニコニコしたり・・・
ということがよくあります。

 

きりっとした表情

 

知的障害を伴っていても、落ち着いた俗に言う「賢そう!」
と言われることがあります。
男の子ならイケメン、女の子なら美人と言われることもよくあります。

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ぼーっとした表情、いつもニコニコ笑顔

 

場面に合わない表情にも共通しますが、知的障害を伴っていなくても、
こうした表情で過ごしていることがよくあります。
これらの表情の原因は、周囲で起こっていることが理解できなかったり、
周囲に関心を示さないために起こる表情です。

 

われわれでも、言葉のわからない外国に行ったとき、
周囲の人たちの話し言葉がわからない、
状況がわからないとどういった行動をとるでしょう?

 

その場から逃げられないのであれば、ぼーっと見ていたり、
とりあえず笑ってやり過ごす、という行動をとることは
簡単に想像できますよね。

 

このサイトのヘッダー画像の写真は、実は1989年生まれの
私の長男が、幼稚園の時の写真です。

 

あなたは、このような幼稚園児の顔を見て

 

「中度の知的障害を伴った自閉症児」

 

だと分かりますか?

 

私はまったく分からなかったので、長男の発達の遅れは
単なる「性格」の範疇だと、自分を信じ込ませていたのでした。
そしてこの後、6歳の段階で正式に「療育手帳」をもらいました。

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