自閉症で大人の軽度の特徴とは対人距離がわからない!

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ここでは、「自閉症で大人の軽度の特徴」についてお話します。

 

自閉度の高低はあっも、自閉症スペクトラム(自閉症)は、
脳の器質的な特性によって引き起こされる先天的な障害です。

 

自閉度は知的障害に比例していることが多いですが、
大人になって自閉症(知的障害がないか、あっても非常に軽度)と、
診断された人の中に、何らかの生き難さを抱えた人たち(軽度の自閉症)は
自閉症スペクトラム(自閉症)全体の割合からすると多くを占めています。

 

この事実に関しては「自閉症 大人 重度 特徴」も参考にして下さい。

 

軽度の大人の自閉症はどんな感じ?

 

「軽度」といっても自閉症です。
「ウィングの三つ組」(対人関係の特異性、コミュニケーションの質的障害、
イマジネーションの質的障害)を満たしている、ということです。

 

ただ、この「ウィングの三つ組」の、
それぞれの能力障害の程度は「軽い」のです。
学校生活の時までは、何とか定型発達の人と変わりなく過ごせた人がほとんどです。

 

しかし、うまく出来ないことは「努力が足りない」と周囲から言われたり、
がんばっても出来ないので「自分の能力不足」と思ってきた人がほとんどです。

 

軽度の大人の自閉症の人たちの特徴とは?

 

社会に出たとたん、人と深くコミュニケーションをとる場面が多く、
うまく適応できなくなり「今までも自分なりにがんばってきたのに」
と自信を失い、精神疾患などの二次障害を併発して気付かれる人も多いのです。

 

また、自閉症の大人で「軽度」の人たちとは、
以下の様な、特徴が見られます。

 

1.人との距離をとるのが苦手!

 

対人距離がわからない。
(近づきすぎたり離れすぎたり)人の表情や空気を読むのが苦手、自己表現も
苦手、言葉を字義通りに受け取り、お世辞や皮肉がわからない。

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2.環境への適応が悪い!

 

新しい場面、人、予測不能な出来事に臨機応変に対応することが苦手で、
規則性や秩序を過剰に重んじすぎることもある。
仕事など途中で中断することが苦手。

 

3.感情のコントロールが苦手!

 

刺激に弱くすぐに感情爆発させる。
または、感情をうまく表現できずに、過剰に押さえ込む。

 

4.感覚の特異性がある!

 

知覚に非常に敏感であったり、鈍感であったりする。

 

5.不器用!

 

幼い頃から身体を使うことが苦手で、よく物につまずいたりぶつかったりする。

 

6.問題解決や決断するのが苦手!

 

物事を大まかにとらえることが苦手で、どうでもよい細かいことにとらわれてしまう。
自分流の判断をしてしまう、物事に例外があることを受け入れにくい。
あいまいなことが苦手で、暗黙の了解はわからない。

 

このように、自閉症の大人で、たとえ「軽度」であったとしても、
その特徴は、職場などでの「日常生活」を、健全に送ることは出来ません。
だからこそ、親を初めとした周囲の人々の「正しい理解」が、
必要となって来ると、言うことができます。

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