大人の自閉症の問題行動への対応は付き添い人と外出すること

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ここでは、「大人の自閉症の問題行動への対応」についてお話します。

 

「問題行動」とは、自傷行為、他害、パニック、かんしゃく、拒否的行動、
常同行動や同一性保持など、
日常生活に大きな支障をきたす行動のことを言います。

 

自閉症の問題行動はどうして起こるの?

 

前章でお話したように、自閉症は大人でも
こうした行動を起こしやすい状況にあります。

 

困りごとがあっても、適切な表現方法を
知らないために起こるものであったり、

 

想像力に弱さがあるため不安になりやすく、
その不安を解消するために起こるものであったり、
感情のコントロールが苦手なために起こるものであったりします。

 

自閉症の問題行動への対応は?

 

他害は「自閉症 他害 対応」、
パニックは「自閉症 パニック 対応」、
癇癪などは、「自閉症 癇癪 対応」の章で
お話してありますので参照して下さい。

 

1.拒否的な行動

 

仕事を頑なにやろうとしないなどですが、やはり原因を探ります。
いつも通りの仕事なら「本人の体調に変化はないか」
「場所や人に変化がないか」などをよく見ましょう。

 

自閉症の人は基本的にまじめです。
何か原因があるはずです。
それに対応します。

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2.常同行動や同一性保持

 

手をひらひらさせる、身体を揺らす、その場でピョンピョン飛びはねる、
顔をしかめる、手で何かを叩き続ける、
奇声をあげるなどの行動があります。

 

制限されたパターン化された行動には、
様々な感覚刺激が関連しています。
自閉症の人は、感覚が通常より過敏であったり、
逆に鈍感であったりします。

 

このような行動にも「何かを訴えたい」「心理的な安定を求めている」
「退屈なとき(することがない、わからない)」など理由があります。
しっかり検討してあげて下さい。

 

対応としては、無理に止めさせるより、することを与えましょう。
次に取り組むことを具体的に示します。

 

また、この常同行動、こだわりで自分を落ち着けている場合は、
無理に止めさせるとかえって
パニックを起こさせることもあるので注意します。

 

「リフレッシュタイム」と捉え、時間制限をしてあげると
スムーズに行動が進むこともよくあります。
目先の行動だけにとらわれず、
その行動を生み出す原因も考えて対処する必要があります。

 

私の体験談をしますと、やはり前章でも述べた通り
「知らない女の子の頭をなでてしまう」ことで
これが長男の場合は自閉症の特性でもある

 

「同一性の保持」(悪いと分かっていても繰り返す)

 

にも、つながっているようです。
それでも、26歳になった今では「不特定多数の女の子」ではなく、
「好意的に近付いて来る女の子にだけ」まで、少しは緩和されています。

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