自閉症の大人で重度の特徴とは原則的に子供の時と変わらない!

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ここでは、「自閉症の大人で重度の特徴」についてお話します。

 

自閉症(自閉症スペクトラム)は、脳の器質的な特性によって引き起こされる、
先天的な障害で、知的障害を伴うものから、
知的障害のないものまで症状も様々です。

 

このことは、「自閉症 重度 特徴」でもお話しました。

 

また、自閉症の程度は一般的に知的障害の程度で言われることが多いです。
実際、自閉度は知的障害に比例していることが多いですが、
知的障害がない自閉症の人(大人になって自閉症と診断された人)の、
中にも自閉度が高く、生き難さを抱えている人も多いのです。

 

自閉症の大人で重度の特徴とは?

 

1.知的障害を伴っている場合。

 

知的障害の程度が重い自閉症の人たちは、
幼少期から療育に取り組んでも「ちょっとした支援があれば、何とか生活出来ます」
といったところまで成長するとは限りません。

 

もちろん、療育によって元々本人の持っている能力がうまく引き出されて、
自閉症の症状がかなり改善する人もおられます。
しかし、多くの人が大人になっても、知的障害のために全般的に理解力が低く、
介助なしでの社会生活は送れません。

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2.知的障害のない場合。

 

知的障害がないために周囲から「ちょっと変わった人」と、
思われながらも「自閉症」とは診断されず、大人になって社会に出て初めて、
人間関係(人とのコミュニケーション)につまづき、
「自閉症」と診断された人です。

 

知的障害がないために「重度」とは判定されませんが、
就労して社会的自立が出来ないという意味では、
やはり十分な支援と配慮を必要とする人です。

 

大人になるまでに「性格の問題」と言われたりして二次的に、
「うつ病」や「依存症」などの精神障害になっている場合も多く、
社会復帰できるまでには相当な時間がかかり、
大きな「社会的な損失」だと言えます。

 

二次障害の治療も大変ですが、それと同時に「自閉症スペクトラム 治る」
でもお話しましたが、大人になってから「自閉症」を自覚して、

 

生活上のスキルを身につけていくことは、、
「本人の根気」と「周囲の温かな見守り」が、
必要なため、とても大変なことです。

 

このように「自閉症」の子供は、原則的にその特徴は、
成人の大人になってからでも、何ら変わることはありません。

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