自閉症スペクトラムの結婚とは?

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ここでは、「自閉症スペクトラムの結婚」についてお話します。

 

「結婚」といううと、どんなことが思い浮かぶでしょうか?

 

きれいな花嫁さん、大人になった、幸せなど、
いろいろ出てくると思います。

 

しかし、障害を持っていたらどうでしょう?

 

自閉症スペクトラムでも結婚できるの?

 

もちろんできます。

 

しかし、いろいろ考え、
対策を立てていかなくてはいけません。

 

そして、定型発達の人以上に周囲との関係
(「気を遣う」というよりも、サポートが必要になってくる)が、
大切になってきます。

 

「結婚」そのものは、20歳以上の成年であれば
当事者同士の合意でできますが、

 

障害がある場合、夫婦となるカップルだけですべて
(衣食住の基本的なこと)できれば問題ありません。

 

しかし、どちらか、または両方に障害がある場合、
当事者だけでは乗り越えられない問題も出てきます。

 

そうした時にどうするのか
(どこに相談するのか、誰の援助を受けるのかなど)を

 

しっかり当事者を含めた家族や周囲の人たちで考えて、
了解を得た上で結婚に踏み出す必要があります。

 

自閉症スペクトラムの人の結婚で大切なことは?

 

一番大切なのはやはり「愛情」「思いやり」です。

 

これは、障害の有無には関係ありません。
相手を大切に思う心がすべてのベースになります。

 

それがあった上で必要最小限の「経済力」、
そして親、兄弟、親戚、友人知人などの「支援者」です。

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ここまでは、定型発達の人の結婚と
さほど大きな違いではないかもしれませんが、
決定的な違いは

 

「その人の自閉症スペクトラムの特性をどこまで理解できるか」

 

です。

 

これが十分にできているかどうかが、
結婚生活の持続に大きく関わってきます。

 

自閉症スペクトラムの人たちの独特の世界観を
どこまで共有できるか、ということになります。
よく

 

「自閉症スペクトラムの人たちの文化」

 

と言われますが、
彼らの独特の世界観を根底から
理解することは容易なことではありません。

 

定型発達の人たちにはとても分かりにくいものです。

 

しかし、ベースに愛情があればすべて理解できなくても、
共有できる部分を見つけ出せるものです。

 

また、人との関わり方に特性のある
自閉症スペクトラムの人との結婚には、

 

是非、積極的に精神科医、カウンセラーなど
心理の専門家のサポートを初めから受けましょう。

 

頑張り過ぎて精神的につぶれてしまう前に、
適切なアドバイスをもらえる可能性が高いからです。

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