高齢出産は自閉症の原因?母親の生殖機能の低下という意味ではある!

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ここでは、「自閉症の原因と高齢出産」についてお話します。

 

高齢出産ってどういうもの?

 

日本産科婦人科学会では、高齢初産を35歳以上の初産婦
(高齢出産(高年初産))と定義しています。

 

1993年以前は30歳以上の初産婦でしたが、
30歳以上の初産婦が増えたことや、WHOをはじめとする諸外国でも
同様の定義がなされているため、1991年頃から35歳に引き上げられました。

 

高齢出産のメリット、デメリットは?

 

1.高齢出産のメリット

 

人生経験からの精神的なゆとり、それまでに蓄えた経済的なゆとり、
女性ホルモンの分泌があり、若返りの効果があり、などがあります。

 

2.高齢出産のデメリット

 

妊娠中毒症(たんぱく尿、高血圧、むくみの症状がでる)をおこしやすい、
子供に先天異常をおこしやすい、流産しやすい、などがあります。

 

高齢出産は、子供が自閉症になる原因なの?

 

自閉症 原因 母親」でお話したように、自閉症は後天的要因ではなく、
脳の器質的な特性による先天的な障害です。
その脳の器質的な特性は「遺伝子情報伝達ミス」により起こります。

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それは、父親からの遺伝子だけでなく母親からの遺伝子でも
同じように生じるということです。
その「遺伝子情報伝達ミス」の要因の一つが、父親と母親の生殖機能の低下です。
そういう意味で、高齢出産は自閉症の原因の一つと言えます。

 

女性は生まれる時に、卵巣に原始卵胞と呼ばれる
卵子を育てる袋(卵胞)を約200万個蓄えています。
その原始卵胞は、生まれる時をピークに増えることなくどんどん自然に消滅して、
思春期・生殖年齢の頃には約20〜30万個まで減少します。

 

ただ、この原始卵胞は特殊な細胞で、
未分化なまま何年も存在することが出来ます。

 

それがホルモンの刺激で少しずつ成熟して出てくるため、
男性の精子よりも年齢(加齢)の影響を受けにくい、
という報告がされています。

 

ここで言う高齢出産の際の生殖機能の低下は、
加齢による卵巣や子宮の機能低下、
身体全体の機能低下は否定出来ないと言うことです。

 

高齢出産をしても、必ず生まれてくる子供に
障害があるわけではありません。
先天異常をおこす確率が上がるということです。

 

女性には、生殖能力に限度があります。
元気な子供を生み、元気に育児をするためには、
一生のうちの限られた時期だけです。

 

妊娠、出産をどの時期にするかを考える事は、
「種の保存」という意味でもとても大切なことですね。

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