自閉症の原因は父親の遺伝子では無い!まだ研究中で理由は先天性!

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ここでは、「自閉症の原因は父親では無い」ことについてお話します。

 

現在、自閉症の原因として「これです!」という確定的なものはありません。

 

ただ、少し前に言われていた「冷たい母親に育てられたから」
という後天的要因ではなく、脳の器質的な特性による先天的な
ものだということはわかっています。

 

自閉症になる原因は父親にあるの?

 

脳の器質的な特性を引き起こすのは何でしょう?
それは、遺伝子情報です。

 

遺伝子情報が母親と父親から子供に正確に、
正常に伝わらなかった場合に遺伝子疾患、先天性障害
と呼ばれる状態になります。

 

この遺伝子情報はとても膨大なので、時々わずかな情報伝達ミスが起こります。
それがたまたま脳の発達に重要な情報である場合、
自閉症のような脳に特有の状態をもたらしてしまうのです。

 

また、脳の発達にさほど重要ではない情報がちょこちょこ間違っていても
自閉症の特性を示します。
いずれにしても、膨大な遺伝子情報の伝達を読み解かなくてはならず、
研究が待たれるところです。

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また、この遺伝子情報伝達ミスの要因の一つとして、生殖機能の低下があります。
生殖機能の低下というとすぐに女性の方、と考えられがちですが、
年齢とともに老化していくことは男性(毎日新しく作られている精子)
も同じだということです。

 

ここでお断りしますが、父親が高齢でも健常な元気な子供は生まれてますので
過剰な心配や不安になる必要はありません。

 

子供が自閉症にならないために、父親に出来ることは?

 

先ほどの「遺伝子情報ミス」を出来るだけ少なくするには、
父親が若ければよいのか?というとそんな単純な問題ではありません。
「遺伝子情報ミス」を引き起こすのは環境も影響しています。

 

喫煙、アルコール摂取、化学物質など、
通常の健康被害を引き起こすものも影響しています。

 

子供を望むとき、出来るだけ夫婦が健康状態に気をつけ、
何かと不安になったりストレスを抱え込みやすい母親に、
穏やかな気持ちでマタニティー生活をおくれる。
そんな環境を作ることが、父親として出来ることの一つではないでしょうか。

 

以上のことから、「自閉症」の原因が父親の遺伝子にある、といった
考え方は、まったくの間違いなのです。

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