自閉症スペクトラムの将来とは?

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ここでは、「自閉症スペクトラムの将来」についてお話します。

 

自閉症スペクトラムは、脳の器質的な特性による先天的な障害です。
育て方などの後天的なことで起こる障害ではありません。

 

自閉症スペクトラムは治るの?

 

残念ながら、今現在完治させる治療法はありません。

 

しかし、薬物として

 

「オキシトシン」

 

の有効性の研究であるとか、
できるだけ早期から療育に取り組むことで、

 

自閉症のさまざまな症状の緩和が認められたりしています。
以前よりは確実に手立ては出てきています。

 

自閉症スペクトラムの子どもに対する不安にはどんなものがあるの?

 

一番大きいものは

 

「この子の将来はどうなるの?」

 

です。

 

幼稚園や小学校には普通に通えるのかな?
義務教育が終了したらどうなるのかな?
就職や結婚ってできるのかな?

 

自立できるのかな?
親が亡くなった後残された子どもはどうなるのかな?

 

など、これから歩んでいく
一歩先からが不安だらけなのです。

 

そんな不安だらけの状態ですから、
自閉症スペクトラムの子どもを持つ家族はとても苦慮します。

 

自閉症スペクトラムの子どもに対する不安を解消するには?

 

大まかなアウトラインとして

 

「将来的には、何らかの形で社会参加して欲しいなあ」

 

という希望を持ち続けることはとても大切ですが、
診断を受けたばかりの子ども(3歳くらい)の
成人した姿を思い描こうとしても非常に難しいものです。

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まずは目の前の問題(療育や幼児教育)に集中しましょう。

 

そうして一つずつ解決して積み上げていくことで、
親としての自信も付いてきます。

 

大切なことは、孤立せずに信頼できる相談相手
(小児科医、児童精神科医、保健師など)を持つことです。

 

そして支え合うという意味でとても重要になってくるのが

 

「自閉症スペクトラムの子どものを持つ保護者とのつながり」

 

です。

 

自閉症スペクトラムの子どもの子育てには、
定型発達の子どもの子育てでは
経験しないようなことがたくさん出てきます。

 

そんな時

 

「うちもそんなことあったよ」

 

と共感してもらえる仲間はとても大きな支えになります。

 

自閉症スペクトラムの子どもたちの将来はどうなるの?

 

その子どもの発達の仕方にも大きく左右されますが、
何らかの形(一般就労だけでなく福祉就労も含めて)で
社会参加できている人は増えています。

 

親であれば

 

「あんなふうになって欲しい、こんなふうになって欲しい」

 

と希望を持つのは当然ですが、子どもも一人格です。

 

障害の有無に関わらず

 

「その人らしく生きる」

 

ということがとても大切なのです。

 

障害があってもいきいきとして
生きてる姿はとても輝いていますから。

 

あきらめず、目の前のできることからはじめましょう。

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