自閉症の幼児の特徴とは?

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ここでは、「自閉症の幼児の特徴」についてお話します。

 

自閉症(現在は「自閉症スペクトラム」という)は、
現時点では

 

「100%これが原因」

 

ということがわかっていない、
先天的な脳の器質的な特性による障害です。

 

3歳までに「ウィングの三つ組
(対人関係の特異性、コミュニケーションの質的障害、イマジネーションの質的障害)
の障害」が現れ診断されるため、

 

幼児期(生後1年から小学校に入学する
6歳までの期間の子供)は

 

注意して見ていると、よほど軽度でない限り、
何らかのサインが出ているものです。

 

是非そのサインを見落とすことなく、
次のステップにつなげて行きましょう。

 

自閉症の幼児の特徴にはどんなものがあるの?

 

自閉症の特徴については、
1歳 自閉症 特徴」のカテゴリーで

 

0歳〜9歳まで、年齢別の詳しいお話を
してますので参照してください。

 

1.対人関係の特異性

 

適切な仲間関係を作ることが苦手です。

 

幼児期では定型発達の子供は、子供同士の関係を
失敗を繰り返しながら作って行きます。

 

そこには子供同士、共感したりの

 

「気持ちを分かち合う」

 

ことの楽しさを感じ取れる
能力が備わっているからです。

 

しかし、自閉症の子供はそうした能力が低いのです。

 

そのため、子供同士どのように
関わって行けばよいのか、

 

そもそも関わるにはどうしたらよいのか
ということさえ、よくわからないのです。

 

そのため孤立(ひとり遊び)が多くなるのです。

 

2.コミュニケーションの質的障害

 

知的障害のある子供の場合は
言葉の遅れが出てきます。

 

知的障害のない子供の場合でも、
言葉は話せていても何となく
使い方に違和感を持ったりします。

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また、特に苦手なのが

 

「非言語的なコミュニケーション」です。

 

また「あそこ」「そこ」などの
あいまいな表現を理解できず、
人についていけなかったりします。

 

3.イマジネーションの質的障害

 

自分とは異なった立場になったことを
想像する能力のことですが、

 

自閉症の子供はこの能力が低いために、

 

「ごっこ遊び」

 

ができません。

 

4.こだわりが強い

 

興味が著しく特定のものに偏っていたりします。
手順、やり方などにこだわることもあります。

 

5.感覚の特異性

 

聴覚、触覚、味覚など色々な
感覚に過敏であったりします。

 

6.不器用

 

バランス感覚が悪かったり、
身体の動きが悪かったりします。

 

7.多動

 

一所にじっとしていられず、
あちこちうろうろしてしまい、

 

目を離すとあっという間に
いなくなってしまうということもあります。

 

8.衝動性が高い

 

ちょっとしたことですぐに「カッ」
となったり癇癪を起しやすい
といったことがあります。

 

特に、1〜3は診断に
大きくかかわってくるものです。

 

自閉症であるなら何らかの形で見られる特徴です。

 

このように、自閉症の幼児の特徴は、
様々な症状で、発現します。

 

もし、貴女のお子さんに、
以上のような症状が現れたら

 

早めに専門の医療機関への
受診をおすすめします。

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