自閉症の母親はうつ病にならない!理由は落ち込んでいるヒマが無い!

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ここでは、自閉症の子供を持つ母親の「うつ」についてお話します。

 

親になるとき「障害(自閉症だけでなく)を持った子供の親になりたい!」
と希望する人は誰もいません。
しかし、現実には様々な要因で障害を持った子供の親になることがあります。
そうなった時、人はどのような状態になるのでしょうか?

 

わが子が自閉症とわかったら?

 

生まれてくる子供との生活に期待し、
つわりも長いマタニティー生活も乗り越え出産。
一生懸命の育児が始まりまり、育児書を見ながら
(特に第一子の場合)格闘の日々です。

 

日を追って「何か?」と感じ始め、それでも
「絶対うちの子は大丈夫よ!」と思い直したりしながら診断を受けます。
では、わが子が自閉症と診断されたら、
親はどのような心の動きをするのでしょうか?

 

子供の障害を受け入れていく様子を、よくドローターらの
「障害受容モデル」というもので説明されます。

 

ショック:よく泣いたり、どうしようもない気持ちに
なったり逃げ出したくなったりする。
否認:自分の子供に障害があると認めることを避けようとする。

 

悲しみと怒り:最も多い情動反応は悲しみ。
ほとんどの母親が子供に愛情を感じることに躊躇を覚える。

 

適応:情動的な混乱が徐々に静まり、
子供の世話をする能力に自信を持つようになるが、
この適応は不完全のままで長く続く。

 

再起:この時期の両親は、子供の問題に対する
責任に対処する罪障感からの回復の時期。
母親は、子供の事を自分のせいではないと考えられる時期。

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自閉症の子供たちの母親が「うつ」にならないためには?

 

このように、一口で「受け入れる」と言っても、
それはとても大変なことなのです。
もちろん、子供が自閉症でショックなのは母親だけではありません。
父親、祖父母、親戚など子供を取り巻く多くの人々を困惑させてしまいます。

 

しかし、大切なことは「誰のせいでもない!」
「母親の育児能力の問題でもない」ということです。

 

母親は誰よりも自分を責めてしまいます。
そんな時、追い討ちをかけるような言葉かけや態度は、
母親の精神状態を悪化させ容易に「うつ」などの病気へと導いてしまいます。

 

周囲も大変です。
しかし一番自分のことのように辛い思いをしているのは母親なのです。
そんな母親には「誰のせいでもないよ!」
「子供を生んでくれてありがとう!」と言ってあげてください。

 

母親を責めて孤立させないでください。
そばに寄り添ってあげてください。

 

そして、周囲の力ではどうにもならないときは、
きちんと専門家(精神科医)の力を借りてください。
焦りは禁物です。

 

ゆっくり、しかししっかりと
サポートしてあげることが大切です。

 

私の体験談をお話しますと「自閉症」等、何らかの障害を持つ
子供の母親たちの性格は、共通して、「とても明るい」です。
なぜなら、私もそうでしたが、障害を持つ子供の子育ては
とても大変なので、落ち込んでいるヒマなど無いからなのです。

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