自閉症の知的障害の合併は通常当たり前!しかしアスペルガーも急増

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ここでは、「自閉症の知的障害の合併」についてお話します。

 

自閉症は知的障害を合併してるの?

 

自閉症には知的障害を伴うものと、伴わないものがあります。

 

1.カナー症候群(低機能自閉症とも、カナータイプともいわれる)
従来型の自閉症です。
知的障害を伴います。

 

2.アスペルガー症候群(高機能自閉症とも、
アスペルガータイプともいわれる)
知的障害を伴わない自閉症です。

 

ここでお断りしますが、「高機能」「低機能」というのは優劣を
あらわしているものではありません。

 

知的障害の有無をあらわす指数に、知能指数(IQ)がありますが、
カナータイプとアスペルガータイプの境目(およそIQ70〜85)は

 

はっきりとした線引きが難しいため、最近では、カナータイプと
アスペルガータイプを合わせて「自閉症スペクトラム(自閉症連続体)」
と呼ぶようになってきています。

 

自閉症に合併する障害は、他にはどんなものがあるの?

 

上で、知的障害の有無でカナータイプ、
アスペルガータイプに分けるとお話しました。

 

他には、ADHD(注意欠陥・多動性障害)
LD(学習障害)などを合併することがあります。
この他にトゥレット症候群、吃音を含めて発達障害ということもあります。

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また、自閉症にはこれらのどれか一つが合併しているのではなく、
複数の障害が合併しているケースもあります。
障害が重なれば、それだけ不都合な面が増えて大変になります。

 

しかし、「生きる」に直結してケアを必要とするのは「自閉症」です。
そのため、「自閉症 症状 小学生」などでお話した学校選びも
「知的障害の有無」ではなく「自閉症の有無」で選択すべきです。

 

時折、就学相談をすると「自閉症だけど、45分間着席していられるので、
知的学級の方が落ち着いて学習できるでしょう?」などと
言われることがありますが、これは間違いです。

 

純粋な知的障害のみの子供と、
知的障害を伴う自閉症の子供へのアプローチは違います。

 

間違ったアプローチをすれば、確実に子供は落ち着かなくなり
「45分間着席できていたのにどうして?」となってしまい、
後々回復するのに膨大な時間と労力を要します。

 

そうなって一番苦しい思いをするのは、自閉症の子供たちです。
正しい理解が、成長を促す最初の一歩ですね。

 

私の体験談をしますと、長男は知的障害を伴う自閉症児でしたので
小学校入学時に、3人だけの「特殊学級」へ入りました。
ところが・・・

 

小学3年生の時に、みな卒業してしまったので
長男一人だけの学級になってしまい、しかも、担当教諭は
明らかに「知的障害児」の教育方法を知らない先生だったのです。

 

このことで、私が毎日泣き暮らしていたので、主人が怒って
なんと!引っ越しまでして、他の大きな小学校に、
長男を転校させてしまったのでした。

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