自閉症が手をひらひらさせる理由とは不安や緊張を和らげる!

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ここでは、「自閉症が手をひらひらさせる理由」についてお話します。

 

自閉症の人たちの特徴的な行動と言っても自閉症の人たちそれぞれで、
すべての自閉症の人たちに必ず見られる行動は特定できません。
しかし、比較的多くの自閉症の人たちに見られる特徴的な行動は、いくつかあります。

 

自閉症の人たちの特徴的な行動ってどんなの?

 

特徴的な行動としては「常同行動」と呼ばれるものがあります。
その例として、手をひらひらさせる、身体を前後または左右に揺らす、
拍手をするように手を叩く、その場でピョンピョン飛び跳ねる、
その場でクルクル回る、独り言で同じ言葉を何度も繰り返して言う、などがあります。

 

自閉症が手をひらひらさせる理由とは?

 

その理由としては、感覚遊びとして、不安や緊張を和らげるため、何かを訴えたい、
することがない、またはすることがわからない、
退屈である場合に起きることが多いです。

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「常同行動」は止めさせた方が良いの?

 

手をひらひらさせたりする「常同行動」は、他者に危害を与えたり、
迷惑をかけたりするものではありません。

 

しかし、自閉症の人たちは、このような行動に多くの時間を費やし、
社会的に有益な経験や他者との関わったりする機会を少なくしてしまうため、
こうした「常同行動」の起こる原因を探り、
出来るだけそうした行動を起こさなくても済むようにしてあげる必要があります。

 

「常同行動」の対処はどうしたら良いの?

 

こうした行動を一方的に止めたりは、かえって本人の混乱や癇癪、
パニックの引き金となってしまうので、避けなければなりません。

 

原因がすることがない、することがわからない、退屈のためであれば、
視覚的支援を用いて本人にわかるスケジュールの示し方で、
「今、何をするべきか」を伝えます。

 

また、感覚遊びの場合は、本人にわかるスケジュールの中で、
「いつ」「どれだけの時間」感覚遊びに使えるのかを示します。
また、不安や緊張が原因であれば、
居場所に苦痛がないかなどを検討する必要があります。

 

自閉症の人たちは、定型発達の人たちとは異なった感覚を持っている場合も多く、
そういった感覚の特異性、
(特定な音に恐怖を抱く、臭覚の特異性など)には配慮が必要です。

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