自閉症の療育グッズは専門性が高い!私は絵の具と粘土だけでした!

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ここでは、「自閉症の療育のグッズ」についてお話します。

 

自閉症 療育 内容」で自閉症の療育内容についてお話しましたが、
その療育を行うために用いられるものを、説明します。

 

TEACCHプログラム

 

TEACCHプログラムの基本理念は
「自閉症児、者が施設で生活するのではなく、
それぞれの地域社会のなかで自立した生
活を営むことが出来るようにする」というものです。

 

また「自閉症の人自身の適応力を高めること」と
「自閉症の人にとって理解しやすい環境を操作する(構造化)」
という2つの方向からのアプローチの相互性を重要視しています。

 

1.構造化された指導

 

自閉症の人たちの環境を整え、
落ち着いて行動できるようにしようとすることです。

 

物理的構造化:今、何をするべきかをエリアでわかるようにします。
(教室内の机や戸棚の配置など)
視覚的にする:自分で判断して行動できるようにします。
(絵や色、マークや文字などによる指示)

 

スケジュールの構造化:タイムテーブルを予告します。
(全体と個別に分け、絵などの視覚的手がかりを
有効に使った個々に合わせたスケジュール)

 

教師の構造的配置:教師が適切な位置にいることが、
課題への取り組みや適切な反応を引き出すデータ、
評価するのに必要であり、課題が適切か判断するにも用いられます。

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2.ワークシステム

 

一人で課題学習や作業に取り組むことが
出来るようにすることが目的です。
左から右へのシステム、上から下へのシステム、色、シンボルの
マッチングシステム、文字によるシステム、などです。

 

3.コミュニケーションシステム

 

TEACCHプログラムでは、言語スキルではなく、
コミュニケーションスキルを教えることが最も重要な特徴です。

 

PECS:絵カードによる、自発的なコミュニケーション能力を高める、
VOCA、トーキングアシスト:
言葉の代わりになる機器などを利用します。

 

ポーテージプログラム

 

出来るだけ早期から(0歳からでも)取り組めるよう、
一人ひとりの子供の発達に応じた個別のプログラムです。

 

このプログラムでは、発達領域を「乳幼児の発達」「社会性」
「言語」「身辺自立」「認知」「運動」の6つに区別して、
各領域ごとに達成される望ましい行動目標が全部で576項目、

 

0歳〜6歳まで領域別に色分けされ、発達の系列に従い配列さ
れチェックリストになっています。

 

さらに、一つ一つの行動目標を達成するための方法、
補助の仕方や活動例が各行動目標ごとに1枚のカードになっています。
こうしたセットを用いて行うものです。

 

私の体験談をしますと、絵の具や粘土を与えて
自由に絵を描かせたり、「ひらがな」だけの読み書きだけは
家でも私が教えていましたね。

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