自閉症のパニックの対応は収まるまで待つか良い方向へ転換させる!

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ここでは、「自閉症のパニックの対応」についてお話します。

 

「自閉症 パニック 原因」でお話しましたが「原因がわかれば対応も」
と思えますが、激しいパニックを目の前にすると、
なかなか冷静には対応出来ないのが現状です。

 

しかし、パニックによる表現方法以外を学習させるチャンスでもあるので、
関わる側の態度を一貫させ、お互いに辛いパニックを乗り越えましょう。

 

パニックが起きたとき、どうしたら良いの?

 

子供の安全が確保されるところで、落ち着くのを待ちましょう。
自傷行為などの激しいパニックの場合、
落ち着くまで待つことが難しいかも知れません。

 

しかし、可能な限り、自傷行為そのものは無視します。
ちらちら見たり、酷くなりそうだからと急にかばったりすると、
結果的にパニックを長引かせ、繰り返すようになります。

 

顔(目など)を叩いたりして危険が感じられる時は、
視覚的にさえぎること(顔の前に布や白い紙などを置くことなど)
が効果的です。

 

パニックを減らすには、どうしたら良いの?

 

1.パニックを強化しない

 

強化する因子としては、欲しいものをあたえる、構う、注目する、
やりたくないことを中止する、嫌な場所を避ける、などです。
この強化因子が与えられる限り、パニックは減りません。

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2.パニックに代わる望ましい行動を教える

 

言葉で伝える、こちらにわかるように言葉に代わることで
表現出来るなどができたら「ごほうび」を与えてその行動を強化します。

 

3.パニックを起こしたら「ごほうび」を与えない

 

「ごほうび」を手に入れたいために、
パニックを自制できるようになります。

 

4.パニックに対して罰を与える

 

これは慎重によく考えてから取り組みます。
意外にも「パニックを強化している」ということがあるからです。
専門家(適切な療育のできる人)の
指導の下で試みることをお勧めします。

 

また、何よりも大切なことは「予防」です。
パニックを引き起こさない環境作り

 

(わかりやすい場所、時間的な流れをわかりやすくする、
あいまいな情報を目で見て、
はっきりわかるようにするなど)が早道です。

 

私の体験談をしますと、パニックではありませんが
長男は「水をこぼす」という行為に対して、
異常な執着心を持っていました。

 

ですので、「食器洗い」の方法を教えてあげましたところ
今では我が家の食後の「食器洗い」は、
すべて長男がしてくれるようになりました。

 

このように自閉症ですと「一度決められた行動」は
必ず自分から進んで行ないますので、大変助かっています。

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