自閉症のパニックの原因とは自分では理解出来ない状況になると起こる

スポンサーリンク

ここでは、「自閉症のパニックの原因」についてお話します。

 

パニックとはどんなもの?

 

最近よく「パニックになる」「パニくる」などと使いますが、
一般的に「パニック」の定義は、激しい恐怖や不安によって人々が
ヒステリックに一斉に逃げ出したり、
あるいは右往左往するような混乱状態のことを言います。

 

また、このような行動に出る前の緊迫した心の混乱状態を
「パニック」ということもあるのです。

 

また、一般的に「パニックが起きやすい時」とは、あせる、あわてる、
締め切りが迫っている、必死になりすぎている、興奮しすぎている、恐怖、
不安の感情の嵐が頭の中に吹き荒れている、などです。

 

自閉症のパニックとはどんな症状?

 

自閉症 癇癪 対応」でお話した「癇癪」も一つの症状です。
さらに激しい場合、自分の身体を自分で傷つける「自傷行為」

 

(自分の腕を血が出るほど噛む、自分の顔を腫れるほど叩く、
髪の毛や体毛を強く引っ張ったり抜く、頭を床や壁に打ちつける、など)

 

対象が「自分」ではなく「他人」へ向く「他傷行為」(他人に
噛み付いたり、叩いたり、他人の髪の毛を引っ張ったり、など)

スポンサーリンク

また、大泣きではなく、ぽろぽろと涙を流して
固まって動けないといったこともあります。

 

自閉症のパニックの原因は何?

 

1.自閉症の3つの能力障害のうち
「想像力の質的障害」によるものが挙げられます。

 

予測することに弱さがあるため変化を好みませんが、
日常生活では変化がつき物です。

 

2.「コミュニケーションの質的障害」によるもの。

 

「どうしたら良いかわかりません」
「困りました」などの表現が相手にわかるように出来ません。

 

3.感覚の特異性によるもの。

 

痛みには通常よりもかなり鈍い子供が多いですが、
聴覚にはとても敏感であったり、また、味覚や皮膚感覚には特異性
(冷えたごはんは砂をかむようで食べられない、肌触りの決まった服
以外は針で刺されたようで着られないなど)があります。

 

このようなことが引き金となって、容易にパニックになります。
自閉症の子供がパニックになっているときは、決してわがままではなく、
命にかかわるほどの困った状態にあることを理解し、対応してあげたいですね。

スポンサーリンク