自閉症の女の子の確率は0.5%!男の子に比べると圧倒的に低い!

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ここでは、「自閉症の女の子の確率」についてお話します。

 

子供 自閉症 チェック」の記事でもお話しましたが、
軽度(知的障害がないタイプ)も含めると、50人に1人の割合です。
「1950年ごろの日本には、自閉症の子供は一人もいなかった」
(日本自閉症協会会長 石井哲夫先生)と言われています。

 

確かに、自閉症の初めての報告は、1943年アメリカの
児童精神科医レオ・カナーによって行われました。

 

その翌年オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーにより
軽度の言葉の遅れのない自閉症(広く高機能自閉症と呼ばれています。)
が報告されました。

 

自閉症の人たちは年々増加しているということなのでしょうか?
自閉症の人数増加の一因に、診断基準が定まり、
より診断し易くなったことがあげられます。

 

自閉症の発生に男女差はあるの?

 

これは、自閉症の子供全体での男女比は4対1です。
知能を考慮するとその差はさらに顕著になり、
知能の高い水準(高機能自閉症)では
男女比は8対1〜10対1になります。

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つまり、全ての子供の中で「自閉症」を発症するのは
50人に1人なので2%の確率と言えます。
さらに、自閉症児全体の男女比は4対1ですので
この数字を4で割ると0.5%となります。

 

これは、全ての女の子の新生児が生まれた場合
「自閉症」を発症する割合は200人に1人という
大変低い確率になってくることが、お分かり頂けます。

 

なぜ男女差が出るの?

 

いろいろ言われていますが、現在では確定的なことはわかっていません。
ただ、自閉症は統計的にはっきりと男の子に多い障害です。
そういう意味で「障害の現れ方に対する性差」に注目し理解することは、
自閉症のさらなる解明につながると考えられ、研究されています。

 

現在、専門家は遺伝子、ホルモンないし脳の構造の違いなどによって、
男の子の自閉症に対してより脆弱なのかもしれないと推測しています。

 

しかし、遺伝的な見地からすると、男の子が自閉症への
感受性が強いのではなく、むしろ女の子が自閉症から守られて
いると考える方が理にかなっています。

 

以上が自閉症の女の子の確率です。

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