自閉症の見た目とは？
ここでは、「自閉症の見た目」についてお話します。
自閉症の、パッと見た目の印象、
特徴についてお話します。
自閉症の「顔」についての特徴は
「自閉症 特徴 顔」
で詳しくお話しました。
自閉症はパッと見ただけでわかるの？
自閉症の人には
「場面に合わない」「きりっとしている」「無表情」
という表情の特徴があります。
しかし、これはパッと見ただけではわかりません。
しばらく行動を見てると
「おや？」
と気付く場合はあるかもしれません。
その行動には
１．落ち着きがない
一所にじっとしていられずうろうろしたり、
年齢が上がっても待つことができず、
身体を揺らしたり、
その場で飛び跳ねたりすることがある。
２．人との距離感が不自然
初対面の人に近付き過ぎたり、
比較的よく知っている人にも関わらず
距離を取り過ぎたりする。
３．合わせるのが苦手
人に対しても、季節に対しても、年齢に対しても
「合わせる」
というのが苦手で、年齢に合わない服装であったり、
皆と行動を共にするということができず
一人離れていたりする。
逆に、自分のペースで話を続けて
周囲が困惑していてもわからない
といったこともある。
４．身体の動かし方がぎこちない
まっすぐ歩いていて障害物を避けるためには、
通常はスムーズに回避するが、
自閉症の人はぎりぎりまで近付いてから
方向を変えたりなどといったことがある。
また、身体感覚が悪く、よく転んだり
身体のあちこちを物にぶつけたりすることがある。
５．言葉の使い方が不自然
やたら難しい言葉を使って話したり、
言葉の意味を間違って使ったり、
言ってはいけないことを堂々と言ったり、
冗談が通じないといったこともよくある。
「この人自閉症かも？」と思ったらどうしたら良いの？
知的障害のある自閉症の場合は、
会話が難しかったりするため比較的
「何かあるのかな？」
と気付きやすいですが、
知的障害のないタイプの場合は、
自閉症に対しての知識が
不十分だと一般的にはわかりません。
その上、自閉症の人の行動は決して
悪意のあるものではなく、
自閉症であるが故のものなのです。
どうか
「この人変な人」
でおわらせるのではなく、
「何かに困っているのでは？」
という目線をもって接してもらえると、
自閉症の人たちの生き難さも
少しは減らせるので、是非、敬遠することなく
理解する気持ちをもっていただきたいと願います。