自閉症の癇癪の対応とは何を言っても泣き止まない!収まるまで待つ

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ここでは、「自閉症の癇癪の対応」についてお話します。

 

癇癪は自閉症の子供だけに起こるの?

 

癇癪は、定型発達の子供にもよくあることです。
たいてい1歳になる前くらいから始まり、2〜4歳が最も多く、
5歳を過ぎると減っていきます。

 

その子供の性格やそのときの状況、そして発育段階における正常な行動などが
複雑に絡み合って起こります。
原因としては、欲求不満、疲労、空腹、時には注意を引きたかったり、
欲しいものがあったり、やりたくないことがあったりなどです。

 

癇癪の様子としては、大声を出したり、叫んだり、泣いたり、
のた打ち回ったり、床に転がったり、足を踏み鳴らしたり、ものを投げたり、
叩いたり蹴ったりもします。
度を越して危険となりかねない時もあります。

 

癇癪の対処法としては
「子供が自分を落ち着かせることのできる安全な状況を作る方法」
(タイムアウト法)がしばしば効果的ですが、
多くの子供は自分で癇癪を鎮めることができません。

 

子供が関心を向ける別のものを示して
子供の注意を引き、気をそらす方がよいです。
子供をその場から連れ出すのも効果的です。
徐々に感情のコントロールを教えていきます。

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自閉症の子供の癇癪とどこが違うの?

 

癇癪の様子はたいていの場合、頻度も多くとても激しいです。
原因も上でお話したようなことももちろんありますが、感覚の異常性

 

(聴覚過敏、皮膚感覚の異常性など)コミュニケーションの未熟さ、
些細なこと(一列に並べていたミニカーの列が、
ちょっとしたことで崩れてしまったときなど)など様々です。

 

自閉症の子供の癇癪の対応は?

 

「今、何をするべきなのか?」というスケジュールをわかるように示し
「不安」にならない状況作りをして、安定した生活を送れるようにします。
癇癪などのイライラモードになりにくく予防します。

 

癇癪が起きた場合は、上でお話した「タイムアウト法」が有効です。
癇癪の行為そのものを強化せず、安全な場所で落ち着かせます。
(カームダウン)その後は、元のスケジュールに戻します。

 

しかし、定型発達の子供の癇癪でも、親はへとへとになるものです。
それよりさらに激しくなると、本当に辛いものです。

 

子供に危険が感じられるような場合、親も限界を迎えそうな時は、
専門家(精神科医)に相談し、投薬処置
(向精神薬:リスパダールなど)を受けることも大切です。

 

私の体験談をしますと、長男が3歳の時に初めて「海水浴」に
泊まりがけで、主人と3人で遊びに行った時のことでした。
長男を水着に着替えさせて、抱っこして、砂浜に立たせたとたん、
癇癪を起こして、直立不動のまま、大声で泣き出しました。

 

一歩も歩けなかった理由は、足の裏の砂浜の感触が
生まれて初めてだったので、驚いてしまったのだと思います。
おかげで主人は一人で「シュノーケリング」を楽しんでいましたが
私は長男を抱っこしたまま、砂浜に座って、海へは入れませんでした。

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