自閉症の絵の才能は大人にでもある!油彩画が1点10数万円で売れる!

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ここでは、「自閉症の絵の才能で大人」についてお話します。

 

小さい頃は誰でも絵を描くことに大きな抵抗はありません。
しかし、年齢があがるにつれて「自分の思っているように描けない」
などが出てきて、徐々に絵を描くことから遠ざかる人がほとんどです。

 

しかし、自閉症スペクトラム(自閉症)の人たちは、
彼らの持つ特有の感覚が、絵画や音楽などの作品で芸術性を高めていることは、
自閉症 絵 特徴」でもお話しました。

 

また、大人になってもずっと絵を描き続けている人も多いです。
こうした特有の感覚を持ち合わせていること自体、
才能だと言えるかもしれません。

 

自閉症の人たちの絵の描き方に特徴はあるの?

 

自閉症の人すべてが絵を描くのが上手いわけではありません。
しかし、自閉症の特性を生かして上手に描ける人は多いです。
次のような特徴があります。

 

1.非常に限局した対象への興味

 

好きなものを繰り返し繰り返し、根気強く、飽きもせず描き続けます。
好きなものの対象は電車、自動車、時計、くるくる回るものなど、
無機質なものが多いです。

 

これは自閉症のこだわりの強さを反映しています。
極度に限られたものに没頭することで安心が得られるのです。

 

2.写真記憶による写実的描写

 

自閉症の人の特徴の写真記憶を生かした描き方です。
実際に見ながら描くのではなく、
記憶したものを頼りに描くので心象風景です。

 

視覚優位なので、視覚イメージを持ったり、
それをコントロールする能力に優れているからです。

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3.細部まで描く

 

定型発達の人たちはたいてい、用紙の大きさに合わせて、
おおまかな形をとらえてから描きますが、
自閉症の人たちは、気になったところから、
いきなり描きはじめることがよくあります。

 

たとえば家を描く場合、定型発達の人たちは家の輪郭から描き始めますが、
自閉症の人たちは下書きもせず、
いきなり窓からとか屋根瓦の飾りの部分から描き始めるという具合です。

 

4.コラージュ的な絵

 

元々記憶に連続性が薄いため、今までの記憶が重なり、
時間軸がずれているものが同じ絵に描かれたりします。

 

5.感情を絵で表現する

 

言葉では上手く表現出来なくても、
絵にすると自分の気持ちを上手く表現できる場合があります。

 

このように、全ての自閉症の人たちが「絵の才能を持っている」
とはいえませんが、実際に「ハンディキャップ・アート展」などが、
全国各地で開催されています。

 

また中には「個展」などを開催して、描いた油彩画が、
1点、10数万円で売れている「プロの画家」が、
存在することも、また事実なのです。

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