赤ちゃんの自閉症の確率とは?

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ここでは、「赤ちゃんの自閉症の確率」についてお話します。

 

母子保健法では「赤ちゃん」を、新生児(生後28日未満の乳児)、
乳児(1歳に満たない子供)と定義されています。
また、「赤ちゃん」の語源も新生児の皮膚の色が赤く見えることによります。

 

生後すぐの赤ちゃんの障害はわかるの?

 

赤ちゃんを授かった時から、ほとんどの親は
「健康で丈夫な赤ちゃん」を望みます。

 

お母さんの妊娠がわかるまでは家事の一切をお母さんまかせだったお父さんも、
お母さんの体調が大きく変化したり、
日々大きくなるお腹を見たりすることによって、

 

買い物を手伝ったり、仕事が休みの時は洗濯や食事の準備をしたり、
または外食に連れて行ってくれたり、
と少しでもお母さんをいたわるようになってきます。

 

そうやってまだ見ぬ我が子の誕生を心待ちにしていくものです。

 

このような大きな期待をもって赤ちゃん誕生を迎えるのです。
そんな時、

 

「ほかの子となんだか違う?」

 

と気づくことは、とても大きなショックになります。

 

生後4〜7日の赤ちゃんを対象に公費で血液検査
(実際には、かかとから少量の血液を採取し、
検査用のろ紙に染み込ませて検査するもの)を行います。

 

これは新生児マス・スクリーニング検査とも呼ばれ、
放置しておくと命の危険があったり、
のちに障害が出てくるような疾患がありますが、

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それをできるだけ早期に見つけ、
症状が出る前に治療に入ることで症状を抑えたり、
重篤化させない、知的障害や発達障害を起こすことを予防することが目的です。

 

この検査でわかるのは、大きく分けて内分泌疾患
(ホルモンの異常)2疾患(先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成症)
と代謝異常症(栄養素の利用障害)17疾患

 

(ガラクトース血症、アミノ酸代謝異常症、有機酸代謝異常症、
脂肪酸代謝異常症)です。またこれ以外の疾患が見つかる場合もあり、
最近では26疾患が対象となっています。

 

自閉症は新生児マス・スクリーニング検査でわかるの?

 

残念ながら、新生児マス・スクリーニング検査ではわかりません。

 

赤ちゃんが自閉症である確率はどれくらい?

 

自閉症(現在は「自閉症スペクトラム」という)は、
先天的な脳の器質的特性によって引き起こされるものです。

 

生後徐々に症状が消えてなくなるのではなく、
逆に3歳までに「ウィングの三つ組

 

(対人関係の特異性、コミュニケーションの質的障害、イマジネーションの質的障害)
の障害」が現れるものです。

 

現在では軽度の人も含めるので、
40〜50人に1人の割合で自閉症であるといわれています。

 

赤ちゃんの時期に早期診断、早期療育をすることで、
症状の改善が見られることもわかっています。

 

気になることがあるときは、できるだけ早く
信頼できる小児科医、精神科医、保健師などに相談しましょう。

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