大人の自閉症の特徴が活かせる仕事とは緻密な軽作業を繰り返す仕事!

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ここでは、「大人の自閉症の特徴が活かせる仕事」についてお話します。

 

子供 自閉症 チェック」でもお話したように、自閉症は先天的な障害です。
子供のころ診断を受け療育を受けてきた人は、自閉症の特性は残しながらも、
症状は和らぐ人が多いです。

 

しかし、知的障害がなく、本人も周囲も自閉症だと気づかず
大人になった人は、すでに二次障害(「うつ」など)を
起こしている場合も多く、より細やかな対応を必要とします。

 

自閉症の大人の特徴は?

 

1.マイナス面

 

「人とうまくコミュニケーションが取れない、友人関係がうまくいかない」
「興味の幅がとても狭い」「キレやすい」「外を嫌い家にこもりがち」
「言葉を字面通りに解釈する(冗談やお世辞が通じない)」

 

「同じ間違いを繰り返す」「長い話が理解出来ない」
「相手の気持ちが理解できない」「空気が読めない」
などがあります。

 

このような特徴を理解されなければ、仲間はずれにされたり
敬遠されたりするため「うつ」などの
二次障害を起こすこともよくあります。

 

2.プラス面

 

「細部重視で緻密な作業を好む」「数字や機械を好む」
「決まりきったことは、とてもよく守る」「マイルールで突き進める」
などがあります。
このような特徴は仕事に生かせます。

 

自閉症の人の仕事は?

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1.向いているもの

 

「パソコンを使う内勤」「緻密さを必要とするもの」
「自分の関心事にとことんこだわれるもの」
などがあります。

 

上のような特徴をしっかりと理解してもらうことが大前提ですが、
プラス面を生かすと健常者の人よりもより一層能力を発揮します。

 

2.不向きなもの

 

「接客スタッフ」「営業部門」「企画部門」などがあります。

 

「自閉症だから」という理由で就労できないことはありません。
しかし「プラス面を生かす」としても、就職前トレーニングなどを利用して、
専門のコーチ(ジョブコーチ)の支援を受けながら進めると
大きくつまずく事がありません。

 

就職前トレーニングやジョブコーチについては、地域の福祉センター、
発達障害者支援センターなどに
問い合わせると受けられるサービスがわかります。

 

自閉症という障害があっても、社会の一員として
いきいきと生活できるようにしていきたいですね。

 

私の体験談をしますと、長男の場合、就職した
一般の会社の前に、もう一件、「精密機械工場」に
履歴書を出して、一週間ほど研修を受けたことがあります。

 

ところが・・・。

 

長男が間違ったやり方で、大量の「精密部品」を作ってしまったので
その工場の経営者さんには、ンッ10万円もの損失を与えてしまい、
結局、不採用となってしまいました。

 

また、せっかく就職出来た会社も、約2年間で
事実上、辞めざるを得なくなってしまいました。

 

しかし、今では大人の障害者が通う「通所施設」で、
大好きな「絵を描くこと」が「仕事」のひとつになって、
大変うれしく思っています。
(具体的には「競輪場」のポスターの仕事など)

 

もちろん、それだけで「自立出来る」だけの収入はありませんが、
私たち両親が元気なうちは、長男にとって一番居心地が良い
「仕事環境」を与えられることができましたので、大変満足しています。

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