自閉症の赤ちゃんの特徴で乳幼児は顔がキレイでも一人遊びで喋らない

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ここでは自閉症の赤ちゃん乳幼児(3歳まで)の特徴についてお話します。

 

自閉症の赤ちゃん、乳児期(生後0日〜満1歳まで)の特徴

 

自閉症の赤ちゃんの身体的発達に関しては、ほぼ標準的です。
特徴(他の子供と違う?)が見られるのは、精神的な発達においてです。

 

生後3ヶ月〜4ヶ月では定型発達の赤ちゃんでは、あやすとよく笑い、
機嫌がよいと「アーアー」「バブバブ」などの言葉を発するようになります。
また、赤ちゃんの目を見てアイコンタクトをとるととても喜び、
問いかけに反応し始めます。

 

自閉症の赤ちゃんでは、あやすと笑うときもありますが、基本的に表情が乏しく
感情の起伏(喜びの表現が薄く、怒りは激しいときもある)も大きくありません。
また、耳は聞こえていても、こちらからの呼びかけに対する反応が乏しいです。
アイコンタクトはとりにくいか、目は合ってもそれに対する反応がないことが多いです。

 

生後5ヶ月〜7ヶ月では、定型発達の赤ちゃんでは、
「たかいたかい」「いないいないばあ」などを喜び、
人見知りが始まります。 

 

自閉症の赤ちゃんでは、スキンシップを好まず、
抱き上げると反り返って嫌がったり、抱っこしてほしいとか
構ってほしいとかで泣くようなことが少なく、一人でも平気でいたりします。
人見知りは無いかあっても強くないことが多いです。

 

生後8ヶ月〜満1歳では定型発達の赤ちゃんでは、
パパ、ママ、バイバイなどがわかるようになり、1歳の誕生日が近づくと
「ブーブー」「ワンワン」など意味のある言葉を話し始めます。

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自閉症の赤ちゃんでは、バイバイや手をパチパチなどの人まねをしなかったり、
しゃべっていても独り言のようで、意味のある言葉はほとんどないことが多いです。  

 

自閉症幼児(満1歳〜3歳)の特徴

 

満1歳を過ぎると、歩けるようになるので外との接点が多くなります。
そのため、今までは家の中での人間関係が主だったのが、
同世代の子供たちとの関わりが出てきます。

 

定型発達の子供でも、経験を積みながら成長していく時期です。
ただ、自閉症の子供には、経験から学ぶという認識回路がないので、
親にとって一般的な子育てが通用しないのを実感し始めるのも、このころからです。

 

一人遊びが好き。
親への意識が薄いので、手を離すとあっという間に居なくなる。
言葉が出ないか出ても一方的。

 

きらきら光るものを見つめたり、おもちゃの使い方が異質。
(ミニカーを動かすのではなく並べるなど)
こちら側からの問いかけに、反応しない。
などがあります。

 

また、今までしゃべっていたのに突然しゃべらなくなる、ということも出てきて
「何かあるのかな?」と気づくケースもあります。
子供 自閉症 チェック」でお話した「三つ組の障害」が3歳までに現れると
自閉症と診断されるので、自閉症の場合は以上のような特徴が現れます。 

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